海外審査員
ピオトル・パレチニ
Piotr Paleczny
最も著名なポーランド人ピアニストであり教授の一人。第8回フレデリック・ショパン国際ピアノコンクールに於いて第3位およびポロネーズ賞とヴィトルト・マウツジンスキ賞受賞。ワルシャワのショパン音大でヤン・エキエルのクラスを卒業。またアルトゥール・ルービンシュタインやヴィトルト・ルトスワフスキの感化を受ける。ソリストとして、シカゴ交響楽団、コンセルトヘボウ管弦楽団、ゲヴァントハウス管弦楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団を含む一流オーケストラと世界中で共演を重ねている。ワルシャワのフレデリック・ショパン国際ピアノコンクールをはじめとし、リーズ、クリーブランド、チャイコフスキー、モントリオール、テル・アビブ、浜松、仙台、ジュネーブ、ヒルトンヘッド、高松など主要な国際ピアノコンクールの審査員を務めている。またワルシャワのショパン音大教授で、第15回国際ショパンピアノコンクール入賞を果たしたピアニスト山本貴志も教え子の一人である。これまでにポーランド国内外で権威のある数々の賞を授与されている。ドュシュニキ・ズドルイで行われている国際ショパン音楽祭の芸術監督も務める。
ヴォイチェフ・シフィタワ
Wojciech Switała
カトヴィツェ音楽院(ポーランド)卒業、在学中はヨゼフ・ストンペルに師事。卒業後1991年~1996年にかけてカール・ハインツ・ケメリング、アンドレ・デュモルティエ、ジャン=クロード・ヴァンデン・エイデンのもとで研磨を積む。バルドリーノ国際コンクール(1位)、ロン=ティボー国際コンクール(第2位、聴衆賞、ヨーロッパ参加者最高位受賞)、モントリオール国際音楽コンクール、第12回ショパン国際ピアノコンクール(1990年ワルシャワ)ではポロネーズ賞他特別賞受賞。演奏活動はヨーロッパ全土に留まらずアルゼンチン、モロッコ、アラブ首長国連邦、リビア、米国、カナダ等に及ぶ。これまでにアニエスカ・ドゥチマル、ヤン・クレンツ、タデウシュ・ストゥルガーワ、フォルカー・シュミット=ゲルテンバッハ、クシシュトフ・ミソナ、イェジ・カトレヴィチ、ミロスワフ・ブワシュチック、トマス・ブガイ指揮で、ポーランドの著名オーケストラと共演。ソロ活動に加え、シモン・クセソヴィエク(ヴァイオリン)、シレジア弦楽四重奏団、カメラータ弦楽四重奏団、王立弦楽四重奏団、ティヒ市室内管弦楽団などと室内楽を共演している。リスト、シューマン、ショパン(スケルツォ、ワルツ、ロンドのナショナル版シリーズの録音を含む)などを中心に数多くのCDもリリースしており、2000年、2005年にはフレデリック・ショパン・グランプリ・ディスク大賞受賞、2002年にはポーランドのグラミー賞、フレデリック賞を授与された。カトヴィツェ音楽院ピアノ科教授および2008年より同音楽院副学長を務める。これまでに第66回ロン=ティボー国際コンクール(2009)、全ポーランド・ショパンコンクール(2007、2008)、国際パデレフスキピアノコンクールin ビドゴシチ(2010)、シンガポール ショパン国際ピアノコンクール(2010)、第16回ショパン国際ピアノコンクール予選審査員(2010)、第17回、第18回ショパン国際ピアノコンクール審査員などポーランド国内外のコンクールにて審査員を務めている。
フィリップ・ジュジアーノ
Philippe Giusiano
第13回ショパン国際ピアノコンクール最高位入賞(1995年)。1973年フランスのマルセイユに生まれ、5歳よりピアノを始める。16歳で国立パリ高等学院を卒業、1993年には奨学金を得てザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院で研鑽を積む。その後、フランス国内の他、ドイツ、日本、オーストリア、ポーランド、イタリア、ポルトガル、モロッコ、デンマーク、リトアニア、スペイン、ブラジル、アルゼンチン、カナダ、中東などでリサイタルツアーを行う。また、世界中の著名な指揮者とも共演が多い。フランスと日本で行われた彼のレコーディングはショパンとラフマニノフの作品が中心となっており、一般のリスナーだけでなく批評家からも高い評価を得ている。特にショパンの24のエチュードと24の前奏曲を収録したCDは世界中で名盤との呼び声が高い。また、演奏活動だけでなく後進の育成にも努めており、ポーランドや日本でのマスタークラスに講師として定期的に招待されている。2008年より熊本県の平成音楽大学に客員教授として招聘されて以来、度々来日している。
イェジ・ロマニウク
Jerzy Romaniuk
ウッチ音楽高等学校にてジグムント・イェスマンに師事し、その後、1963年から1968年にかけて、フレデリック・ショパン音楽アカデミー(旧ワルシャワ音楽院)にて、ズビグニェフ・ジェヴィエツキに師事した。大学卒業直後、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団とブラームスのピアノ協奏曲第1番を共演しデビューを果たす。その後、モスクワ音楽院でヤコフ・ザーク、エリソ・ヴィルサラーゼの下で研鑚を積むと同時に、旧ソビエト連邦を旅し、数多くのコンサートとリサイタルを成功させた。ポーランドに戻ると、フレデリック・ショパン音楽アカデミーにて教鞭をとり始め、1997年以降は、ピアノマスタークラスの教授として指導にあたっている。1979年文化芸術大臣賞第2位、1986年優秀指導者賞、1988年優秀指導者賞第3位、1989年優秀指導者賞第2位と、名誉ある賞を多く受賞している。英国、ドイツ、ベルギー、スペイン、デンマーク、イタリア、旧ユーゴスラビア、ハンガリー、チェコ、キューバ、フランス、オーストリア、アラブ首長国連邦、中国等、世界中の国々で積極的に演奏活動を行っている。またレパートリーも幅広く、バッハ、スカルラッティ、ハイドン、モーツァルト、ベートーベン、ブラームス、シューベルト、リスト、ラフマニノフ、ドビュッシー、ラヴェル、シマノフスキ、ガーシュイン等、数多くの作曲家を得意としている。出版活動にも力を傾注しており、ポーランドのみならず国際的な複数のレコード会社と録音を行っている。特にショパンは数多くレコーディングしており高い評価を得ている。また、英国放送協会(BBC)、オランダのヒルフェルスム、ポーランドのラジオ局やテレビ局にも出演している。
ヨアンナ・ドマンスカ
Joanna Domańska
クラクフ音楽院にてジャン・ホフマンにピアノを師事する。1982 年、カトヴィツェ音楽院にてアンジェイ・ヤシンスキのクラスを首席で卒業。その後、フランス政府の補助金を得て1986 年から1987 年、フランスのリヴィア・レフの下で研鑚を積む。1981 年ロン・ティボー国際コンクール、1982 年カーサグランデ国際ピアノ・コンクール(イタリア、テルニ)、同年ポーランド・ピアノ・フェスティバル(ポーランド、スウプスク)等多数の国際コンクールにて入賞している。また、アッシジ音楽祭、フィレンツェ五月音楽祭、ラジオ・フランス音楽祭(モンペリエ)、ワルシャワの秋、ポーランド・ピアノ・フェスティバル、ドゥシュニキ・ズドルイ国際ショパン音楽祭等、多くの音楽祭に招待されている。レパートリーは幅広く、カロル・シマノフスキの解釈には定評があり、ブラームスやラヴェル、モーツァルト、ショパンも得意としている。ドマンスカは3 枚シマノフスキのCD を録音している。最初の録音は1995 年にイギリスのオリンピア社よりリリースされ、高い評価を受ける。2007 年には、ポーランドのDUX より2 枚目のアルバム(シマノフスキのバレエ作品<ハルナシェ>のピアノ・ヴァージョンの世界初演)がリリースされ、ポーランドの名ピアニスト、アンジェイ・タタルスキとの共演は話題となった。また、同年シマノフスキのピアノ・ソロ作品集もリリースし、ピチカート社より、世界的に評価の高いスーパーソニック賞を受賞する。この他にも、ポーランド放送、イタリア放送、フランス放送との録音も行っている。現在はカトヴィツェ音楽院にて教鞭を執る傍ら、ポーランド国内外のコンクール審査やマスター・クラス、講義などで幅広く活躍している。2011 年から2017 年まではシマノフスキ音楽協会の会長を務め、定期的な音楽祭の開催やカロル・シマノフスキ音楽コンクールの立ち上げなどシマノフスキ音楽の振興に大きく寄与した。
アンナ・グレツカ
Anna Górecka
アンナ・グレツカは、モーツァルトやベートーヴェン、ショパン、ブラームスはもちろんのこと、ラヴェル、グレツキ、そしてジグムント・クラウゼ、トマシュ・カミェニャクなど近現代の作曲家の作品に至るまで、幅広い興味と多様なレパートリーを持つポーランドのピアニスト。音楽一家に生まれたグレツカは、ピアニストの母と作曲家であった父ヘンリク・ミコワイ・グレツキの影響で、幼少の頃より生演奏や偉大な芸術家と身近に接することのできる環境の中、音楽的な才能を開花させた。1991年、カトヴィツェ音楽院にてクリスティアン・ツィメルマンを育てたアンジェイ・ヤシンスキ教授のクラスを優秀な成績で卒業。その後2年間にわたり、高名なロシア人ピアニスト兼教師 ヴィクトル・メルジャーノフ氏の元で研鑽を積む。在学中、ポーランド文化芸術省およびドイツ学術交流会より奨学金を得る。セニガリア国際ピアノコンクール(イタリア)、ブラームスコンクール(ハンブルク)、ポーランドピアノ音楽祭等のコンクールで入賞。また現在までに10枚以上のCDを録音しており、ヘンリク・グレツキのピアノ協奏曲 Op.40を含む作品(DUX 0924)は2013年にポーランドで最も権威のあるフレデリック賞にノミネートされた。演奏活動と並行して後進の指導にも力を注いでおり、国内外のコンクールにて審査員を務める他、若いピアニストのためのマスタークラスも開催している。ワルシャワ・ショパン音楽大学で開催される夏期講習会では、講師として定期的に招かれている。現在カトヴィツェ音楽大学ピアノ科教授。門下の中からは国内外の多数のコンクールにて延べ30人以上の入賞者を輩出している。
ピオトル・バナシク
Piotr Banasik
ピオトル・バナシクは、アンジェイ・ヤシンスキ教授クラスの門下生として2006年にカトヴィツェ カロル・シマノフスキ音楽院を優秀な成績で卒業。2015年にはPhDを取得し、母校にて准教授のポストを得る。これまでにマスタークラスにおいてヴェラ・ゴルノスタエヴァ、アレクセイ・オルロヴェツキ、ダン・タイ・ソン、アレクシス・ワイセンベルク、アリエ・ヴァルディ、クリスチャン・ツィメルマンなどのアーティストの指導を受ける。ポーランド国内外のコンクールや音楽祭で数々の賞を受賞しており、第48回マリア・カナルスコンクール(バルセロナ)メダル受賞、2002年若い音楽家のための音楽祭(グダンスク)一位、パルナッソス国際ピアノコンクール(モンテレイ、メキシコ)グランプリ、2003年ショパンピアノアーティスティックスカラシップコンクール(ワルシャワ)一位のほか、第36回ポーランドピアノ音楽祭(スウプスク)で表彰、2005年10月には第15回ショパンコンクール(ワルシャワ)ではthe best participant who did not qualify to the final roundを含む特別賞を受賞した。2009年リスト国際ピアノコンクール(ヴロツワフ)、2012年ナショナルショパンピアノコンクール(ワルシャワ)でも受賞している。またポーランド文化庁から奨学金も得た。1998年から、ヨーロッパ各地、メキシコ、アラブ首長国連邦、カナダ、米国、エチオピア、ブラジルで数多くのリサイタルを開き、また協奏曲のソリストとして活躍する。これまでにアグニェシュカ・ドゥチマル、ミロスワフ・ヤツェク・ブラシュチック、トマシュ・ブガイ、ウカシュ・ボロヴィチ、シモン・ビヴァレツ、マッシミリアーノ・カルディ、スラヴォミール・シュルザノスキー、オズバルド・フェレイラ、ピオトル・ガイェヴスキ、トマシュ・ゴルカ、ミェチスワフ・グラボフスキ、ズビグニェフ・グラツァ、イェジ・コセック、アレクサンダー・リープライヒ、イェジ・マクシミウク、イェジ・スヴォボダ、マルチン・ナウェンチ=ニエショウォフスキ、ジョン・ネシュリング、ジグムント・リヒェルト、イェジ・サルヴォロフスキ、タデウシュ・ストゥルガワ、ジャン=ピエール・ヴァレーズ、タデウシュ・ヴォイチェホフスキなどの著名な指揮者の指揮の下、ポーランド国立放送交響楽団、ポーランド放送アマデウス室内管弦楽団、シンフォニエッタ・クラコヴィア、フォークハイマー・カンマーオーケストラ (ドイツ), グアナファト交響楽団(メキシコ), フランス国立ロワール管弦楽団(フランス)、パラナ交響楽団(ブラジル), パデレフスキ交響楽団 (米国)、 そのほかポーランド国内多数の交響楽団と共演。ポーランドラジオ放送でポーランド国立放送交響楽団、ポーランド放送アマデウス室内管弦楽団との共演を、メキシコラジオ放送でグアナファト交響楽団とのショパン協奏曲第1番を録音している。2001年にはカロル・シマノフスキユースシンフォニーオーケストラとベートーヴェン協奏曲第3番で共演。弾き振りし、録音した。その2年後には同曲をポーランド国立放送交響楽団と録音した。2014年には同オーケストラとアレクサンデル・クリコフスキのピアノコンチェルト第2番を録音した。2019年にはミェチスワフ・カルウォーヴィチのピアノ全曲集を録音したデビューソロアルバムがDUX レコーディングよりリリースされた。これまでに、the 22nd Septembre Musical de l’Orne (フランス、2004), ドゥシニキ・ズドゥルイ国際ショパンフェスティバル(2005, 2012), スウプスクのポーランドピアノ音楽祭、 Oficina de Music de Curitiba Festival (ブラジル、2011, 2012)、 アレクシス・ワイセンベルクピアノ音楽祭(スイス、2007) 、アラブ首長国連邦のthe 8th Music Festivalなどの名高い国際音楽祭で演奏している。演奏活動の傍ら、後進の指導も熱心に行っており、カロル・シマノフスキ音楽院で准教授を務めるほか、カトヴィツェのMieczysław Karłowicz Primary and Secondary State Music Schoolでは鍵盤楽器学科長を務める。2018年からポーランドカトヴィツェカロル・シマノフスキ音楽院で毎年行われている国際ピアノマスタークラスの芸術監督を務める。
シュチェパン・コンチャル
Szczepan Kończal
1985年ポーランドのカトヴィツェに生まれる。カトヴィツェ音楽院(シマノフスキ音楽院)にてヴォイチェフ・シュヴィタワ教授と同じくヨゼフ・ストンペルに師事。卒業後現在までヴォイチェフ・シュヴィタワ教授のアシスタントを務めている。第15回ショパン国際ピアノコンクール(2005年)のセミファイナリスト。その他国際コンクールの受賞歴は、トビリシ(2009年)3位、プレトリア(2008年)6位、リスボンのヴィアナ・ダ・モッタ(2007年)5位、ミラノ(2010年)1位、ラウリニャノ(2011年)1位、ティミショアラ(2011年)1位、フラスカーティ(2012年)1位、リッソーネ(2013年)1位、カラーリオ(2014年)1位、シビウ(2016年)2位、ヴェローナ(2012年)2位、ケリケリ(2012年)2位、カンピージョス(2009年)3位、オスロのグリーグ(2008年)2位、高崎(2001年)2位。タリン国際ピアノコンクール(2006年)ファイナリスト。ポーランド国内ショパンコンクールでは3度受賞している。ノアン、ドゥシュニキ、ナショナルフィルハーモニックホールでのショパンフェスティバルを始め、ワルシャワ、スウプスク、ウッチなど他のポーランド国内のフェスティバルや、クレサーレ、オエイラス、ロカルノ、ミラノ、イスタンブール、トビリシなど海外でも演奏活動を行っている。また、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ポーランド国立放送交響楽団、エストニア国立交響楽団、トルコのプレシデンシャルシンフォニーオーケストラ、グルベンキアン管弦楽団などのオーケストラや、アントニ・ヴィト、タデウシュ・ストゥルガラ、マレク・ピヤロフスキ、イェジ・スヴォボダ、ミハウ・ クラウザ、ミハウ・ドヴォジンスキ、アンドレス・ムストネン、アルヤン・ティエン、ペーター・チャバといった指揮者とも演奏している。マスタークラスをダン・タイ・ソン、ピーター・ドノホー、ヴィクトル・メルジャーノフ、ベルナール・リンガイセン、リー・クム・シング、ジョン・ペリー、アンジェイ・ヤシンスキ、クシシュトフ・ヤブウォンスキ、クリスチャン・ツィメルマンと一緒に行った。ポーランド文化庁からは6度に渡り奨学金を受け、他にもポーランド首相、ポーランド子供基金、“Młoda Polska (ヤング・ポーランド)”賞から奨学金を受けた。17のヨーロッパ諸国をはじめ、サウスアフリカ、エジプト、オーストラリア、ニュージーランド、ジョージア、キルギス、モンゴル、中国、日本、カナダなど様々な場所で活動している。
カロリーナ・ナドルスカ
Karolina Nadolska
カロリーナ・ナドルスカはポーランドを代表する若手ピアニストで、類を見ない音楽的感受性と楽曲を創造する力を併せ持っている。これまでにカタジーナ・ポポヴァ=ズィドロン、またワルシャワのショパン音楽大学にてピオトル・パレチニ(ピアノ)やクリスティナ・マコウスカ=ワヴリノヴィチ(室内楽)のもとで研鑽を積み芸術性を高めた。2009年の卒業時には、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団とのスペシャルコンサートが開催された。2015年にはポーランド国立ショパン研究所(NIFC)ショパンとリストのCDをリリースし好評を博す。2017年9月には、音楽博士号を取得。ポーランド国内のみならず、米国、日本、オーストラリア、アルゼンチン、ドイツ、英国、スペイン、スウェーデン、イタリア、エストニア、フランス、スイス、オランダ、チュニジア、クロアチア、リトアニアなどで演奏活動を行っている。またその傍ら、ワルシャワのショパン音大にて講師を務める。学生時代には、ウラジミール・クライネフ、カール=ハインツ・ケマーリング、ボリス・ベルマン、ジョン・オコーナー、ジャック・ルヴィエ、ドミニク・メルレ、ベルナール・リンガイセン、ユージン・インジック、ディーナ・ヨッフェなど著名な教授のマスタークラスを受講した。2014年ショパン国際ピアノコンクール(ブダペスト、ハンガリー)、ショパン国際ピアノコンクール(カルロヴァツ、クロアチア)、2013年ショパン国際ピアノコンクール(グラナダ、スペイン)にて第1位。2012 ショパン国際ピアノコンクール(ブダペスト、ハンガリー)とショパン国際ピアノコンクール(テグ、韓国)にてポーランド舞踊(マズルカとポロネーズ)の優れた演奏者に送られる特別賞を受賞。2011年ポーランド国内ショパンコンクール(NIFC主催 ワルシャワ・ポーランド)にて第2位とショパン作品の優れた演奏者に送られる特別賞を受賞。2008年ヤマハのピアノコンクール(ロンドンに拠点を置くヨーロッパのヤマハ音楽振興会主催)にて第1位。2004年第6回パデレフスキ国際ピアノコンクール(ブィドゴシュチュ・ポーランド)にて最も優れたポーランド人参加者に送られる特別賞を受賞。2003年ショパン国際ピアノコンクール(マリャーンスケー・ラーズニェ、チェコ)で入賞など多数の国際コンクールにおいて受賞。
ラドスワフ・ソプチャク
Radosław Sobczak
2000年、第14回ショパン国際ピアノコンクールで優秀賞を受賞。弱冠19歳で唯一3次予選まで進み、最優秀ポーランド人ピアニストの称号を得て脚光を浴びる。日本のメディアにも取り上げられ、レギナ・スメンジャンカ教授財団からはヤマハのグランドピアノも授与された。1981年ポーランドのピシュ生まれ。2000年シマノフスキ国立音楽学校(ワルシャワ)を卒業後、ショパン音楽大学でピアノをブロニスワヴァ・カヴァラ教授、エドワルド・ヴォラーニン教授に、室内楽をマチェイ・パデレフスキ教授に師事。2003年から全額奨学金を得てオーストラリアに留学、ヴィクトル・マカロフ教授の下で研鑽を積み、2006年ショパン音楽大学を卒業。2018年パデレフスキアカデミー(ポズナン)にて芸術博士号を取得。1999年ポーランドのザブジェで行われた、若手ピアニストのためのシレジアショパンコンクール第1位。2006年イタリアのジェノヴァ、フランコ・アルファーノ賞国際ピアノコンクールセミファイナリスト。2008年ポーランドのポズナンで行われた「追悼ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ」第1回ヨーロッパピアノコンクール第2位。これまでにポーランド国内ではショパンの生家や、ワジェンキ公園でのショパンコンサートのほか、様々なフェスティバルに出演。またソリストとして多くのポーランド交響楽団とも共演を果たす。ドイツ、フランス、スペイン、チェコ、イタリア、ロシア、スイス、ウクライナ、ハンガリー、イスラエル、パレスチナ、サウジアラビア、オーストラリア、韓国、中国、アメリカでも積極的に演奏活動を行っている。2023年7月にはポーランドを訪問した韓国のユン・ソンニョル大統領の前でも演奏を披露した。録音も数多く、2013年にはベートーヴェンのソナタ3曲と、様々な作曲家の作品をライブ収録したアルバム”The Spirit”をリリース(いずれもクルトゥーラ・アニミ財団)。2018年パデレフスキとシマノフスキの2枚のCDを録音するとともに、マルシン・タデウシュ・ウカシェフスキのピアノ・エチュードを世界初録音(いずれもDUX)。これまでにポーランドで権威のあるクラシック音楽賞であるフレデリック賞に2度ノミネートされた(2019年パデレフスキ、2020年ウカシェフスキ)。2023年ポドラシェ室内管弦楽団との共演で、ショパンのピアノ協奏曲1番・2番を新しいオーケストラ・アレンジで録音。いずれの録音も高い評価を得ている。2010年から2012年にかけて韓国の大邱にあるショパン啓明大学で教授を務め、2012年から2018年にかけてショパン音楽大学で講師を務めた。現在は母校のシマノフスキ国立音楽学校で教鞭をとる傍ら、マスタークラスでも後進の育成に力を注いでいる。
但 昭義
Dan Zhaoyi
但昭義は、中央音楽学院・上海音楽学院・中華人民共和国音楽学院の客員教授、四川音楽学院特別教授、深圳芸術学校の終身名誉教授として、中華人民共和国を代表するピアノ教育者として広く知られる。また中華人民共和国音楽家連盟のメンバーであり、現在では当連盟ピアニスト協会のコンサルタント、さらに深圳ピアニスト連盟の名誉総裁の役職を兼任している。1964年に四川音楽学院ピアノ科卒業。ピアノをHe HuixianとLin Ruizhiに師事し、1961年、同音楽学院で北京へ留学しそこで中国の名ピアニストであり高名な教育者、周広仁に師事したことで生涯の事業の堅固な基礎を築いた。
但氏は50年以上ピアノ教育に携わり、偉大なる功績を収めてきた。但氏の最も有名な門下生ら、ユンディ・リ(李雲迪)、サー・チェン(陳薩)、ハオチェン・チャン(張昊辰)、彼らはショパン国際ピアノコンクール、リーズ国際ピアノコンクール、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール他で優勝。これは中華人民共和国のピアノ教育において歴史に残る功績であり、彼らの後にもZuo Zhang, He Qizhen, Xue Xiaoqiu, Pan Linzi, Gu Jingdan and Xu Qi といった門下生が数々の国際ピアノコンクールで賞を獲得している。これまでに21人の生徒が国際コンクールにて63の賞を受賞しており、そのうち23回の最高位を獲得している。但氏は基礎的なピアノ理論における深い考察を持ち、これまでの指導経験と融合させた実りある理論を構築した。さらに加えて、氏の著書『Basic Piano Course in A New Way』の中で体系立てられた研究から得た知識を具体化している。氏が編集し、the People’s Music Publishing Houseから出版されたこの本書は、理論的なサポート、国民的な特徴、科学的システム、そして革新的な特性を顕した中華人民共和国で最初の理論書である。但氏には並外れた業績で、国内外の名誉称号を数多く贈られている。その数は20以上に達し、文化省より「Advanced National Cultural Worker」、「Ou Yongxi Excellent Music Education Award」を、四川省、広東省、深圳行政特区より「Excellent Teacher」を、広東省より「メーデー労働者メダル」を、深圳行政特区より「教養のある市民(Civilized Citizen)」の称号を贈呈される。また深圳行政特区から設立30年間で最も活躍した人物30人に選出された。
ミハウ・ソブコヴィアク
Michal Sobkowiak
ポーランドの音楽家の家庭に生まれる。10歳でテレビ番組「Akademia muzyczna (アカデミア・ムジチナ)」に出演しピアニストとしてデビュー。その後、ポーランド国立フィルハーモニー・ホール等多くのコンサート・ホールで演奏し、海外の国際音楽祭にも多数参加する。作曲家、ジャズ・ピアニストと しても活躍。ワルシャワ・ショパン音楽院 (現・ ショパン音楽大学)ピアノ科卒業後、チューリッヒ音楽院研究科留学。アンジェイ・ヤシンスキ、テレサ・マナステルスカ、ガブリエラ・ワイスの各氏に師事。1995年、フランツ・リスト国際ピアノコン クール(ポーランド)入賞。1996年、フレデリック・ショパン協会(ワルシャワ)より奨学金を得る。1997年、ヨーロッパ・ピアノフォーラム(ベルリン)に出演。2002年、第36回モントルー・ジャズ・フェスティバル(スイス)に参加。2017年にリリースしたCD「Jazz Loves Chopin」は e-onkyo music の Top 100 Album ランキングで1位を獲得。2018年公開の映画「羊と鋼の森」にピアニスト役として出演。現在、福島学院大学教授、昭和音楽大学講師。ヨーロッパ国際ピアノコンクールin Japan、ピティナ、ショパン国際ピアノコンクール in ASIAの各審査員。
ジュゼッペ・マリオッティ
Giuseppe Mariotti
イタリアのピアチェンツァ音楽院にてピアノ、オルガン、作曲を学び、1982年よりウィーン国立音楽大学に在籍しピアノをハンス・グラーフ教授に師事。ピアノ科と室内楽科の学位を取得し卒業。現在はソリスト、室内楽奏者として、ヨーロッパ、アメリカ、ロシア連邦、イスラエル、日本、韓国、シンガポール等で演奏活動を精力的に行うと同時に、ラジオ・テレビにも数多く出演。レパートリーはバッハの作品から現代作曲家の作品までと幅広く、ウィーンの古典音楽に特別な愛着を持ち、自身が所有する古楽器の演奏も行う。1995年から2003年までオーストリアの最も歴史ある名高い教会の一つ、ウィーンのミノリッテン教会の音楽監督を務め、名声を博した才能ある作曲家、アントニオ・サリエーリの名前から、「アンサンブル・サリエーリ・ウィーン」と名付けた室内楽オーケストラを立ち上げる。2003年よりウィーン国立音楽大学と学術交流協定を結んでいる徳島文理大学音楽学部へ客員教授として来日、2007年4月以降現在に至るまで、同校にて常任教授・音楽学部長として学生の指導にあたっている。2008年4月より2年間、神戸女学院大学客員教授。2009年以降毎年夏にウィーン国立音楽大学で行われる夏期講習会に招かれマスタークラスを担当。現在は東京、大阪、ソウルにて定期的にマスタークラスを開催し、徳島音楽コンクールの実行委員長をはじめ、あらゆる国際コンクールの審査員を務めている。
ニール・アンドリュー・シャープ
Neil Andrew Sharpe
1962年、英国ノッティンガム生まれ。7歳でピアノを始め、10歳から地元の初見コンクールに8 年連続で優勝し、その才能を発揮する。ロイヤル・スコティッシュ・アカデミーに奨学金を得て入学、ピアノをグスタフ・フェンニョ、室内楽をヘスタ・マーティヌー、オペラの指揮法をレナード・ハンコックに師事。大学在学中にイアンワット(器楽)・リーダー(歌曲)で伴奏賞を受賞。卒業後は、コレペティートルとして故レナード・バーンスタインとともにミュージカル「キャンディード」のスコティッシュ・オペラ版上演に参画し、また、スコティッシュ・オペラ歌劇場内の教育部門で音楽監督を務めた。1989 年の来日を機に、毎年精力的に室内楽等の演奏活動を開始。1997 年、英国に戻りミルトン・キーンズ・ミュージック・サービスの公式伴奏者を務め、ロンドンやベルファスト交響楽団等の首席フルート奏者など、多くの主要な演奏家たちと音楽祭やマスタークラス、室内楽演奏会に出演。2004年に再び日本へ戻り演奏活動を開始し、NHK-FMラジオに出演をする。2005年から昭和音楽大学の大学院課程への室内楽科試験の審査員を務め、2007年に同大学のピアノ科・室内楽科の教授に就任。2011年11月に開催された地元ノッティンガムでの新しい初見コンクールの立ち上げに助力。2012年には彼の門下生が首席で卒業をする。同年北海道に移住し、夫人の家族とともに暮らしながら、後進の指導と定期的な演奏活動を続けている。札幌二期会オペラでのマスタークラスに参加し、また旭川でのオラトリオコーラスの伴奏者兼音楽監督に就任。このコーラス団体は2014年以来ヘンデルの「メサイア」や他の合唱作品をオーケストラとともに旭川のクリスタルホールで演奏しており、彼自身も指揮台に立っている。現在も神奈川県新百合ヶ丘にて定期的にレッスンを行っている。
キグラ・カツァラヴァ
Guigla Katsarava
パリ・エコール・ノルマル音楽院 ソロ・ピアノ科教授を21年務める。これまで、マルタ・アルゲリッチ、ポール・ バドゥラ=スコダ、シプリアン・ カツァリスなどが審査員を務める卒業試験で、数多くの首席演奏者を輩出。また、毎年国際的に活躍するピアニストを送り出し、数多くの教え子が国際コンクールで優秀な成績を残して、 今もピアニストとして活躍中。指導者としての教育学の観点では、多くの文献を通して、歴史的背景も反映させた、生徒が興味を抱くような指導方法を探求している。現在、東京音楽大学ピアノ科特任教授。これまで、L. Naumov(レフ・ナウモフ)、L. Berman(ラザール・ベルマン)、T. Amiredjibi (テンギーズ・アミレジビ)、G. Fremy(ジェラール・フレミー)から直々に教わる。その結果、 ロシアとヨーロッパにおける5つの主要な学校、Heinrich Neuhaus(ハインリッヒ・ノイハウ ス)、Konstantin Igumnov(コンスタンチン・イグムノフ)、Alexander Goldenweiser(アレ クサンダー・ゴールデンヴェイゼル)、Vladimir Sofronitsky(ウラジミール・ソフロニツキー)、 Yves Nat(イヴ・ナット)の学校の良き伝統を継承。すなわち、全ての欧露音楽に精通してい る。 ラザール・ベルマンに師事したことから、アレクサンドル・スクリャービンのピアニズムに興味 と愛着を持っている。世界中のマスタークラスに招待されており、フランシス・プーランク国際アカデミー、フェスティバル・アカデミー、ピアノ・ピック国際アカデミー、パリ・ヤマハ・アーティストサービス・ ヨーロッパ、 ヴァルディゼール音楽アカデミー(以上フランス) 、ウェーバー州立大学、パフォーミン グアート(USA、ユタ州)、ポルトアレグレ大学、リオデジャネイロ大学(以上ブラジル)、バルセロナ・ピアノアカデミー(スペイン)、ポルト国立高等音楽学校(ポルトガル) など多数。
エフゲニー・ザラフィアンツ
Evgeny Zarafiants
数多いピアニストの中でも随一の美音演奏家として知られるザラフィアンツは1959年ロシア共和国のノヴォシビルスクに生まれた。父はピアニスト、オーボエ奏者(クレムリン軍楽隊の楽員であった)、母もピアニストという音楽一家の生まれである。6歳からピアノを父に学び、8歳からはモスクワ音楽院附属中央音楽学校でエレナ・ホヴェンに師事、幼少より天才的な才能を発揮。1975年以降グネーシン音楽学校・オルスク音楽院・グリンカ音楽院・大学院(イリヤ・フリートマンに師事)とすべて首席で卒業。この間のロシア国内での活躍は目覚ましく、全ロシアコンクール、ラフマニノフコンクールなど数々のコンクールで入賞を果たす。1993年ポゴレリッチ国際コンクール(アメリカのカリフォルニア州パサデナ)で第2位となったことが世界に名を馳せるきっかけとなった。これを機に、思想的に賛成できず、思うように音楽活動ができなかったロシアからクロアチアに亡命した。クロアチアのミルコヴィッチアカデミー教授やザグレブ国立音楽院での勤務を経て、ドイツや日本を中心に演奏活動を行うようになった。日本には1997年秋以来、毎年複数回来日し、東京をはじめ全国各地で多くのコンサートや公開講座を開催している。2004年ロシア・フィルハーモニー交響楽団(アレクサンドル・ベデルニコフ指揮)とチャイコフスキーピアノ協奏曲第1番を共演、2005年チェコ・プラハ管弦楽団(武藤英明指揮)とベートーヴェンピアノ協奏曲第3番を、更に2006年にはザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団(ヨハネス・ヴィルトナー指揮)とラフマニノフピアノ協奏曲第2番を共演する。2006年より、ザグレブ国立音楽院講師に就任。2007年には来日10周年記念イベントとして東京紀尾井ホールでのリサイタルや、スーパーワールドオーケストラとベートーヴェンピアノ協奏曲第3番を共演したほか、各地で公演を行った。2011年東京文化会館でのリストイヤーにちなんだリサイタルをはじめ、2011年、2012年の神戸朝日ホール、2014年王子ホール、2015年五反田音楽ホール、2016年東京文化会館での来日20周年記念リサイタルで大成功を収めた後も、引き続き精力的なコンサート活動を行っている。また室内楽の分野でも力量を発揮しており、特に2007年ザグレブ弦楽四重奏団とのシューマン、ブラームスのピアノ五重奏や、2016年のチェコゾリスデンとのドヴォルザークのピアノ五重奏などの演奏は絶賛された。同年秋、愛知県立芸術大学創立50周年記念式典(於 愛知県芸術劇場)でのラフマニノフのコンチェルトの入魂の演奏は圧巻で、聴衆を魅了してやまなかった。ザラフィアンツは更に声楽の分野でも伴奏者としての高い評価を得ており、今後の活動が注目される。ザラフィアンツの深遠で幻想的な音の世界は絶賛され、「ピアノの詩人」として益々その評価を高めている。レコーディングも活発に行っており、日本ではALMレコード(コジマ録音)より19枚のCDをリリース。毎回、レコード芸術(月刊誌)では特選盤をはじめ、故宇野功芳をはじめ、多くの評論家、各メディアからも高い評価を受けている。さらに、ナクソス(NAXOS)からも3枚のCDをリリースし、特にスクリャービン前奏曲全集の中の「前奏曲第1集」は、イギリス・グラモフォン誌の月間ベスト10に選ばれている。音楽の友での21世紀の名演奏家事典にて、世界の注目されるピアニスト70人に入るなど、ザラフィアンツの聴衆の魂を揺さぶる精神性の高い演奏は、毎回大きな感動を与え、熱烈なファンを増やし続けている。その活躍が評され、2015年4月から2019年3月まで、愛知県立芸術大学のピアノ科に招致され、教授として勤めた。類まれな指導者としての素質にも恵まれている上、的確な日本語を用いてのレッスンであるため、レッスン受講希望の申し出が後を絶たず、大学での任期を終えても日本に在住することを決意。すでに埼玉県に居を構え、生活基盤をクロアチア中心から日本中心へと変更。このことは、日本のファンにとって、また日本の音楽界にとって大きな意味を持つことでもあろう。
組織委員会
組織委員会上席常任委員
菊地 麗子
Kikuchi Reiko
桐朋学園大学音楽学部ピアノ科を卒業。水嶋元子、遠藤比佐、伊藤裕、井口愛子の各氏に師事。その後演奏、教育ともに活発な活動を繰り広げ、公開セミナー、レッスンを全国で開催する一方、ムジカ・ノーヴァやショパン誌にも度々執筆している。「国際ピアノ・シュロス研究会」を主宰し、コンチェルトの早期導入のための楽譜編集や啓蒙活動も行い、国内はもとより海外でも高い評価を得ている。今日まで、ポーランド放送響やハンガリー放送響、ポメラニアン・フィル(ポーランド)、ハバロフスク交響楽団(ハバロフスク)そして、北西ドイツ・フィルと国内及び海外で協演している。又室内楽にも取り組み、プリモ・アレグロ弦楽四重奏団と数回共演した。また岸邉眞知子氏と、ピアノデュオリサイタルやポーランド・クラクフ室内管弦楽団と協演した。2007年「60本の赤いバラ」2018年「70本の紫のバラ」記念リサイタルを開催した。その他ポーランドや韓国、ロシア等と「交歓演奏会」を多数開催、近年では中国に度々招かれ指導やコンクール審査も多数行っている。現在、東京音楽大学客員教授、昭和音楽大学客員教授。
組織委員会上席特別委員
江口 文子
Eguchi Fumiko
桐朋学園大学在学時に渡欧。パリを中心に各地でリサイタル、室内楽、オーケストラ共演、伴奏等で活動。国際的に活躍する数多くのピアニストを育て幅広い音楽普及啓蒙活動を行っている。全国各地及びヨーロッパ、アメリカ、アジアでマスタークラスの講師、ダブリン国際ピアノコンクール、ウィーンベートーヴェン国際ピアノコンクール、モーツァルト国際コンクール、フランツリスト国際ピアノコンクール等、国内外のコンクールで審査員を務める。昭和音楽大学 副学長・鍵盤楽器部会主任教授、同附属音楽・バレエ教室室長、同附属ピアノアートアカデミー主任教授、(社)全日本ピアノ指導者協会理事、ショパン国際ピアノコンクールin ASIA 上席特別委員。
組織委員会常任委員
長谷川 淳
Hasegawa Jun
愛知県立芸術大学ピアノ科卒業、ミュンヘン音楽大学ピアノ科卒業。林秀光、オスカー・ケーベル、クラウス・シルデの諸氏に師事。帰国直後よりリサイタルやピアノコンチェルト、アンサンブルなど数多くの演奏会に出演。指導者としても精力的に活動する。本年度まで14年連続でPTNA指導者賞受賞。また今までのPTNA全国決勝大会では門下生がほぼ全部門にわたり金銀銅ベスト賞など上位入賞を果たす。又全日本学生音楽コンクール中学生部門全国大会第1位、ショパン国際コンクールin Asiaでは毎年のように最終アジア大会上位入賞等、多くの指導実績を有する。ピティナピアノコンペティション全国決勝大会、全日本学生音楽コンクール、日本クラシック音楽コンクール全国大会、その他数多くのピアノコンクールで審査員を務める。またピアノのタッチやショパンエチュードやベートーベンピアノソナタ等重要な課題を取り上げて全国各地で講座を行い好評を博する。現在、全日本ピアノ指導者協会評議員、日本ピアノ教育連盟正会員、日本ショパン協会幹事会員、昭和音楽大学客員教授、愛知県立明和高等学校音楽科非常勤講師。
三谷 温
Mitani On
桐朋学園大学附属「子供のための音楽教室」、同高等学校音楽科を経て桐朋学園大学卒業。鈴木富士子、三浦浩、森安芳樹、北村陽子、園田高弘氏の下で研鑽を積む。’03文化庁より初代「文化交流使」に任命され、欧州各地で多数の演奏会、及びマスタークラス指導を行う。ザグレブフィルハーモニー管弦楽団の来日公演、ロシア・サンクトペテルブルグ建都300年記念演奏会のソリストをつとめた他、ノーステキサス大学、モスクワ音楽院におけるコンサートシリーズへの出演、ザルツブルクでの50回を超える “On Mitani Zyklus”(ソロ・室内楽・協奏曲のコンサートシリーズ)、福島県を中心とした70回に及ぶ復興支援コンサートなど国内外の演奏会に出演。併行して、若手音楽家支援をはじめとする多彩な音楽普及活動も展開。ブラームス室内楽全曲演奏会(全8回)、シューマン・ショパン生誕200年記念室内楽連続演奏会(全5回)、モーツァルト・ショスタコーヴィチ室内楽連続演奏会(全6回)、ベートーヴェン・フォーレ室内楽連続演奏会(全4回)等を企画・出演。また、ドイツ、フランス、トルコ、ベトナム他で邦人作品の海外初演を行う(国際交流基金助成公演)。研究論文・レポートは、「現代におけるベートーヴェン〈ピアノソナタ〉の演奏表現—科学研究補助金基盤研究一般C助成研究—」、(財)ヤマハ音楽振興会研究支援制度助成研究 「ベートーヴェン ピアノソナタ『悲愴』Op.13 〜演奏表現のための読譜法と解説〜(共著)」等。現在、昭和音楽大学教授。アーツ室内オーケストラ音楽監督。 YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/@onmitani
坂井 千春
Sakai Chiharu
東京藝術大学音楽学部付属音楽高等学校、同大学ピアノ科を経て同大学院修士課程終了。ブリュッセル王立音楽院とパリ・エコール・ノルマルでコンサーティスト・ディプロムを最高位で取得。マリアカナルス、ポルト、ロンドンの各国際コンクールで優勝。ロン・ティボー、エリザベート国際コンクール入賞。ポルト国際コンクールではドビュッシー賞、現代音楽最優秀演奏賞も受賞した。フィルハーモニア管弦楽団など内外のオーケストラと共演、欧米や日本各地で演奏。第2回出光賞受賞。ニューヨーク州大学音楽学部で教鞭をとった後、2004 年に帰国し、京都市立芸術大学で准教授として後進の指導にあたる。2006 年のリサイタル「フランス音楽の夕」では青山バロックザール賞を受賞した。2020 年4 月より東京藝術大学教授。
柴田 龍一
Shibata Ryuichi
桐朋学園高等学校音楽科を経て日本大学文理学部心理学科卒業。パリ・エコール・ノルマル音楽院(和声上級科、フーガ科)修了。1981年にフランスから帰国と同時に音楽評論家として執筆活動を開始し、「音楽の友」誌、「ムジカ・ノーヴァ」誌の演奏会評を現在に至るまでレギュラーで担当する他、「音楽芸術」誌の演奏会評も休刊までレギュラーで担当。他に「レコード芸術」誌、CDライナーノート、プログラム解説等を執筆。共著に「クラシック名曲大全」、「名曲ガイド・シリーズ」、「クラシック名曲ガイド」、「名曲への旅」、「ピアノ曲読本」、「ベートーヴェン・ルネッサンス」、「ピアニスト名鑑500」、「ピアノとピアニスト2003」(以上音楽之友社)、「ザ・ピアノ&ピアニスト」(読売新聞社)、「ピアノとピアニスト」、「マーラー事典」(立風書房)、「クラシックCDエッセンシャル・ガイド」名曲編ⅠとⅡ、同指揮者編、ピアニスト編、協奏曲編(学習研究社)他、多数がある。
武本 京子
Takemoto Kyoko
東京藝術大学音楽学部ピアノ科卒業、同大学院修了。国内外で古典から現代まで幅広いレパートリーで活動を行う。14枚のCDをリリースし、著名なアーティストとの共演した演奏動画をYouTube配信し、高く評価されている。音楽の内面を色彩と物語でイメージし、演奏法を導く「イメージ奏法」を開発し、「楽曲イメージ奏法」(ドレミ楽譜出版社)や、ピアノを学ぶ人に贈る「武本京子のイメージ奏法」の解説書とワークブック(音楽之友社)などの著書を出版。近年は、音楽が心身に与える影響について、医学や心理学の研究者と共同研究し、学会、論文等で発表を行なう。名古屋市芸術祭賞、愛知教育文化芸術賞、クラスノダール国際音楽祭芸術賞、名古屋市芸術奨励賞、愛知県芸術文化選奨文化賞、名古屋ペンクラブクリティック賞などを受賞。現在、愛知教育大学名誉教授、名古屋音楽大学客員教授、金城学院大学、四日市看護医療大学非常勤講師。武本京子イメージ奏法研究会主宰。東京藝術大学音楽学部ピアノ科卒業、同大学院修了。国内外で古典から現代まで幅広いレパートリーで活動を行う。14枚のCDをリリースし、著名なアーティストとの共演した演奏動画をYouTube配信し、高く評価されている。音楽の内面を色彩と物語でイメージし、演奏法を導く「イメージ奏法」を開発し、「楽曲イメージ奏法」(ドレミ楽譜出版社)や、ピアノを学ぶ人に贈る「武本京子のイメージ奏法」の解説書とワークブック(音楽之友社)などの著書を出版。近年は、音楽が心身に与える影響について、医学や心理学の研究者と共同研究し、学会、論文等で発表を行なう。名古屋市芸術祭賞、愛知教育文化芸術賞、クラスノダール国際音楽祭芸術賞、名古屋市芸術奨励賞、愛知県芸術文化選奨文化賞、名古屋ペンクラブクリティック賞などを受賞。現在、愛知教育大学名誉教授、名古屋音楽大学客員教授、金城学院大学、四日市看護医療大学非常勤講師。武本京子イメージ奏法研究会主宰。
山上 明美
Yamagami Akemi
東京藝術大学附属高校卒業後、西独マンハイム国立音楽大学留学、演奏家国家試験を最優秀にて卒業。西独デビューリサイタル後、東京を主に北海道から沖縄に至る全国各地にて、また欧州ではフランクフルト、デユッセルドルフの他、韓国ソウルでもリサイタルを行い国際的に活躍。オーケストラでは日本フィル、新日本フィル、京都市響、大阪フィル、名古屋フィル、関西フィル、センチユリー、大阪シンフォニカー、テレマン室内管弦楽団、モーツァルト室内管弦楽団、ワルシャワシンフォニア等と協演。サントリーホールでのショパンピアノ曲全曲演奏会 でのリサイタル、フェスティバルホールでの花博コンサート、ターリッヒ弦楽四重奏団との共演等幅広く活躍。 CDでは プリマヴィスタ弦楽四重奏団とシューマンのピアノ五重奏、四重奏曲をリリース。受賞歴も多く、全日本学生音楽コンクール第2位、文化放送音楽賞、ジュネーブ国際コンクールショパン賞、音楽クリテイッククラブ奨励賞、大阪文化祭賞、またショパン国際コンクール in Asia、日本クラシックコンクール、ベーテン音楽コンクール優秀指導者賞 を受賞。現在、神戸女学院大学名誉教授、(公財)日本ピアノ教育連盟関西支部運営委員、日本ショパン協会関西支部長。
組織委員会特別委員
花岡 千春
Hanaoka Chiharu
東京藝術大学卒業、同大学院器楽科ピアノ専攻修了。故安川加壽子女史に師事。パリ・エコール・ノルマル音楽院に留学、審査員全員一致の第一等首席を得て卒業。ヨーロッパ各地で演奏。その後、イタリア、パルマに居を移し、古典及び近・現代イタリア音楽の研鑽を積む。フィナレ・リグレ、マリオ・ザンフィ・リストなどの国際ピアノコンクールに上位入賞。帰国後はソロリサイタルをはじめ、室内楽や伴奏、放送等で活躍。1999年開催の独奏会で第54回文化庁芸術祭音楽部門大賞を受賞。多数の共演CD、六枚のソロCDや著書がある。国立音楽大学ピアノ科教授を経て、現在国立音楽大学・大学院特任教授。
多 美智子
Ohno-Kasuya Michiko
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学を経て、同大学院、シュトゥットガルト国立芸術大学演奏家コース修了。安川加壽子、金沢希伊子、ポール・ヴィノグラドフ、G.ローマイヤー、L.ギヤット、E.ピヒト=アクセンフェルトの各氏に師事。第35回日本音楽コンクール第1位。1972年~89年在独。1983年―89年までシュトゥットガルト音大にて教鞭をとり、1989年帰国。国内外にて、ソロ・リサイタル、オーケストラとの共演の他「多美智子室内楽シリーズ」を継続、平成27年で13回目を迎えた。日本音楽コンクール、全日本学生音楽コンクール、安川加壽子記念コンクール、宝塚ヴェガコンクール、ショパン国際コンクール in ASIA、日本ピアノ教育連盟オーディション、全日本ピアノ指導者協会ピアノコンペティション、長野県ピアノコンクール、日本アンサンブルコンクール等数々のコンクールの審査員を務める他、各地で公開講座、フランス、イタリア、ドイツ、ポーランド、韓国で講習会講師を務める。2011年3月、東京藝術大学教授、同大学音楽学部附属音楽高等学校長を定年退職。東京藝術大学名誉教授、同大学ジュニア・アカデミー講師。
岡本 美智子
Okamoto Michiko
桐朋音楽大学付属「子供のための音楽教室」、桐朋音楽女子高等学校音楽科を経て同大学音楽学部卒業。有賀和子、故、井口基成氏に師事。第32回毎日コンクールピアノ部門第2位入賞。1966年、アメリカテキサス・キリスト教大学より奨学金を受け、留学。在米期間を通して、故リリー・クラウス女史に師事。また、アスペン音楽祭においてB.ウェブスター氏に、メドゥルブルック音楽祭より奨学金を受け、ウラジミール・アシュケナージ氏に師事する。ヴァン・クライバーン国際コンクール第6位入賞。1970年に帰国し、各地での演奏活動の傍ら桐朋学園大学で教鞭をとる。第6回チャイコフスキー国際コンクールにおいて、最優秀伴奏者賞を受賞。また、「プラハの春」国際音楽祭出演をはじめ、アメリカ各地、旧ソ連各地、台湾においてリサイタル、室内楽演奏会を行うなど、国際的にも活躍。音楽教育に深く従事し、国内の音楽コンクールをはじめ、カール・チェルニー国際コンクール(プラハ)、スクリャービン国際コンクール(モスクワ)、ラフマニノフコンクール(U.S.A)など、審査員を多く務め、CD録音、楽譜校訂も手がける。現在、桐朋学園大学音楽学部ピアノ科特命教授。
組織委員会委員
有馬 志享
Arima Shikyo
鹿児島に生まれる。1973年、第22回南日本音楽コンクールにて、ピアノ部門、作曲部門で優秀賞受賞。1982年3月、鶴丸高校より武蔵野音楽大学ピアノ専攻卒業。1986年8月ザルツブルグ夏期セミナーにおいて、イヨルク・デームス氏に師事。1987年5月、第1回世界平和祈願国際音楽祭では、イヨルク・デームス氏と共演。海野義雄氏、天満敦子氏、片野坂栄子氏、工藤重典氏、澤弦楽四重奏団と共演。天満敦子氏、工藤雅子氏とCDを作成する。東郷和子、鈴木洋、川村康士、伊達純の各氏に師事。鹿児島短期大学非常勤講師、東郷音楽学院の講師を経て、情操音楽研究会の主宰として、後進の指導にあたっている。
芦田 田鶴子
Ashida Tazuko
東京都出身。武蔵野音楽大学卒業。ウィーン国立音楽大学を全員一致の最優秀賞で卒業。オーストリア文部大臣奨励賞受賞。エレナ・ロンブロ・シュテファノフピアノコンクール3位入賞。アレキサンダー・イエンナーに師事。ザンクト・ヴァレンティン市立音楽学校講師就任。オーストリア各地で数多くの演奏会に出演。日本各地においても演奏活動は多岐に渡っている。また、後進の指導にも力を注いでおり、数々の賞を受賞している。2007年3月まで中国短期大学教授を務め、現在くらしき作陽大学特任教授、岡山県立大学非常勤講師。2007年より振付演出家加藤浩子氏とグリューンヴェルデを結成。<舞う音楽とダンスを奏でる>をモットーに音楽と踊りのコラボレーションに取り組み公演を行っている。
福井 亜貴子
Fukui Akiko
京都市立芸術大学音楽学部ピアノ専攻科卒業。ミシガン大学大学院にてカレン・キーズ女史に師事。マスタークラスのリサイタルの伴奏や、「アンサンブル・トリリアム」を結成し、リサイタル、チャリティーコンサート等演奏活動を続ける。82年に帰国し、アルマンド・ギターラ氏とのリサイタルをはじめ、85、88年デュオリサイタルを開催。また東京ドリスデン、テレマン室内管弦楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、モーツァルト室内管弦楽団とのコンチェルトの他、室内楽では「福井亜貴子ピアノアンサンブルシリーズ」として、ワルシャワ国立フィルハーモニーのトップメンバー、ウィーンモーツァルトトリオ等、国内外のアーティストと数多く共演し、アンサンブルピアニストとして目覚しい活動を繰り広げている。東美保子、山崎孝、故鈴木良一各氏に師事。全日本ピアノ指導者協会正会員。コンペティション審査員。
平間 百合子
Hirama Yuriko
東京都出身。3歳より松田晴造、文代氏に音楽教育を受ける。国立音楽大学附属小学校、中学、高校、同大ピアノ科を経て渡欧米。東京にて期待される音楽家の夕べ、仙台にて仙台フィルとの共演、リサイタル、サロンコンサート、県芸術協会コンサート等多数出演。シンシナティピアノコンクール、教育連盟、ピティナ等の審査員、ピティナ課題曲セミナー、公開レッスン講師を務める。ピティナ指導者賞、トヨタ指導者賞、特別指導者賞受賞。門下生がショパン国際ピアノコンクールin ASIAにて金賞、ポーランド、シャファルニアのショパン国際ピアノコンクールinユースにて第二位、ピティナ全国大会金賞他多数受賞。全日本ピアノ指導者協会正会員、ピアノ教育連盟、日本演奏連盟会員。常盤木学園高校音楽科講師。金の星ピアノ研究会主宰。
市川 高嶺
Ichikawa Takane
桐朋女子高校音楽科、桐朋学園大学、同研究科を修了後、パリ・エコール・ノルマ音楽院へ留学。ピアノ、室内楽において高等演奏家ディプロムを取得、同時にスイスのベルン高等音楽院で1年間研鑽を積む。UFAM 国際音楽コンクール室内楽部門第1位、第5回全日本彩明ムジカコンコルソ最高位ほか受賞。2019年にリリースしたリサイタルのライブCDが「音楽現代」にて準推薦盤に選ばれる。これまでにアラン・ムニエ(Vc)、フランソワ・ソゾー(Cl)、ミルトン・マシャドリ(Cb)、二宮和子(Cl)、林峰男(Vc)、宮澤さやか(Vn)、他と共演。2017年にはクラリネット左藤博之、林裕子とトリオ「Bavardage」を結成するなど室内楽の活動も積極的に行っている。鍵岡眞知子、有賀和子、アンドレ・ゴログの各氏に師事。現在、ショパン国際ピアノコンクールinASIA等の審査員を務める傍ら、自身のピアノ教室にて後進の指導にも力を注ぐ。公益財団法人日本ピアノ教育連盟会員。
池川 礼子
Ikegawa Reiko
武蔵野音楽大学ピアノ科卒業。武田宏子氏、吉岡千賀子氏に師事。鹿児島国際大学国際文化学部音楽科非常勤講師、元高松第一高等学校音楽科非常勤講師、元鹿児島短期大学非常勤講師。バスティン・メッソードの講師として全国各地で講座を行う一方、地元鹿児島ではピアノ指導法研究会を主宰。生徒育成においては、ジュニア・ジーナ・バックアゥワー国際コンクール第2位輩出のほか、長年にわたりピティナ・ピアノコンペティションにて高い指導実績を全国にアピール。特に1999年は、ピティナ全国決勝大会に計7組の生徒を進出させ、ソロF級で金賞、コンチェルト初級で優秀賞などを受賞した。また、自身も同年度新設された「トヨタ指導者賞」を受賞、2007年までに指導者賞20回の受賞を果たす。導入期から上級レベルの生徒までまんべんなく育て上げる指導法は、全国ピアノ指導者の注目の的となっている。ピティナ・ピアノコンペティション(社団法人全日本指導者協会)評議員、全国決勝大会審査員。
石井 なをみ
Ishii Naomi
神戸女学院中高部を経て神戸女学院大学音楽学部(ピアノ科)卒業。同研究生修了。国際ロータリー財団奨学生としてザルツブルグ・モーツァルテウム音楽大学大学院演奏家コースに留学。各種コンクール審査員。各種コンクールにおいて全国1位をはじめ毎年多数の入賞者を輩出。数々の指導者賞を受賞。また全国各地で各種指導者セミナーや公開レッスンを実施。海外でも活躍の場を広げており、2016年3月、2019年3月ショパン国際コンクール・イン・ハートフォード「優秀指導者賞」を、2021年パデレフスキー国際コンクール「優秀指導者賞」を受賞。2014年8月および2018年8月にウイーンにてVip国際アカデミー招聘講師。第6回、第10回ロザリオ・マルチーノ国際コンクール審査員。2016年3月および2019年3月アメリカ・ハートフォード・ショパン国際コンクール審査員。2017年7月ポーランド・ブスコ-ズィドロイにて第2回クリスティアン・トカチェフスキー国際コンクール審査員。2017年8月ポーランド・クロズヴェキィ宮殿にて国際マスタークラス招聘講師などを実施。2021年、2022年パデレフスキー国際コンクール審査員。共著「バロック白楽譜」、監修「バロック白楽譜指導ガイド」、「バッハインベンション」「バッハインベンションワークブック」「バッハインベンション解説ブック」(各東音企画)、共著「生徒を伸ばすピアノレッスン大研究」、制作協力「新版みんなのオルガン・ピアノの本」、「新版みんなのオルガン・ピアノの本ワークブック」(各ヤマハミュージックメディア)、等がある。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会評議員。日本バッハコンクール実行委員長。ピティナ指導者育成委員、大阪音楽大学特任教授、神戸女学院大学・大学院、昭和音楽大学•大学院、兵庫県立西宮高等学校音楽科、各非常勤講師。
糸数 ひとみ
Itokazu Hitomi
名古屋市立菊里高校音楽家を経て東京藝術大学音楽学部ピアノ科を卒業。在学中より数多くの演奏会に出演。名古屋芸術大学専任講師および名古屋音楽学校講師ののち、沖縄県に定住し、琉球大学、開邦高校音楽科講師、90年開設された沖縄県立芸術大学に赴任。後進の指導とともに演奏活動を展開してきた。ソロリサイタル、ピアノ協奏曲、室内楽演奏会など多数行う。最近ではワルシャワカルテットとの「室内楽リサイタル」「リサイタル~協奏曲の夕べ」で講評を博した。そのほか2台ピアノアンサンブル研究会を主宰しコンサートを継続的に発表。沖縄タイムス芸術選賞奨励賞、同大賞を受賞。(一社)全日本ピアノ指導者協会評議員。コンペティション全国大会審査ほか各種コンクール審査員を務める。現在、沖縄県立芸術大学名誉教授。
鍵岡(リグレ) 眞知子
Kagioka (RIGOULET) Machiko
桐朋学園女子高等学校音楽科を経て同大学音楽学部卒業。新人演奏会、奈良県芸術祭に出演。“期待される音楽家の夕べ”にて、協奏曲のソリストを務める。毎日新聞社後援で北九州、東京でリサイタル。“フランス音楽の夕べ”に出演。2003年からチェコ・フィルハーモニー六重奏団や、ザルツブルガー・ゾリステンと共演し、ライヴ録音をする。2009年国外のマスターコースの講師も務める。2010年、夏のザルツブルグでデビュー・リサイタルを開催。井口基成、有賀和子、矢田映子、フランスにおいてはピエール・バルビゼの各氏に師事。現在、昭和音楽大学・大学院・同短期大学講師にて後進の指導にあたりながら、サロンコンサート、室内楽共演や伴奏、コンクールの審査等その活動は多岐に渡る。(財)日本ピアノ教育連盟会員、(社)全日本ピアノ指導者協会正会員。
甲斐 環
Kai Tamaki
大阪音楽大学音楽学部ピアノ専攻卒業。これまでに門下より全日本学生音楽コンクール全国大会、ショパン国際コンクールin ASIA 全国大会及びアジア大会、ピティナ・ピアノコンペティション、ヨーロッパ国際ピアノコンクール全国大会にて金賞、銀賞、銅賞、他多数の入賞者を輩出。各地にてピアノ指導法講座や公開レッスンを開催。初級者から上級者、また指導者まで幅広い後進の指導にあたる。2017年ショパン国際コンクールin ASIA 指導者賞受賞。1999年よりピティナ指導者賞連続受賞、併せてトヨタ指導者賞、特別指導者賞を受賞。ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会審査員。日本バッハコンクール、ブルグミュラーコンクール全国大会審査員。大阪音楽大学非常勤講師。(一社)全日本ピアノ指導者協会正会員。
神野 由香
Kamino Yuka
梅光女学院中等部・高等部 音楽科卒業。洗足学園音楽大学 器楽ピアノ専攻卒業。NZオークランド大学ELA留学 Certificate取得。平成15年防府市新人芸術演奏会 出演。ワルシャワ音楽院マスタークラス修了。Diploma取得 優秀者終了コンサート演奏。グレンツェンピアノコンクール指導者賞 受賞。ピティナピアノコンペティション新人指導者賞受賞。下関バスティン研究会代表。小学校英語指導者資格取得。3年間下関市みどり保育園で英語、うた指導。社団法人 全日本ピアノ指導者協会 指導者会員。ピティナふくふく下関ステーション代表。株式会社リトル・ノート 代表取締役。リトルノートピアノ教室とリトルノート英語教室を主宰し、自閉症や全盲の生徒までボーダレスに指導を行っている。
金子 勝子
Kaneko Katsuko
東京藝術大学卒。和田邦江、徳万良子、弘中孝、田村宏に師事。第22回&第25回全日本学生音楽コンクール福岡大会ピアノ部門第1位。名古屋でのシューベルト生誕200年記念リサイタルなど数多くのリサイタル、ピアノデュオリサイタル、室内楽共演<ワルシャワ国立フィル首席奏者、ニュー・ライプツィヒ弦楽四重奏団、スロヴァキア弦楽四重奏団、マルティヌー弦楽四重奏団、N響メンバー>、元ベルリンフィル首席クラリネット奏者カール・ライスターとの共演、ピアノ協奏曲ソリストや弾き振り、オーケストラ指揮など多彩に演奏活動。1981、1982年の渡欧ではヴィンフリート・ヴォルフ、ジャネット・デュ・ボアに師事。1995年津市文化奨励賞。2020年三重県文化功労賞。2023年東海テレビ文化賞。三重大学名誉教授・日本ショパン協会中部支部理事。日本ピアノ教育連盟、日本演奏連盟、日本音楽表現学会各会員。全日本ピアノ指導者協会正会員。
兼重 直文
Kaneshige Naofumi
東京藝術大学卒。和田邦江、徳万良子、弘中孝、田村宏に師事。第22回&第25回全日本学生音楽コンクール福岡大会ピアノ部門第1位。名古屋でのシューベルト生誕200年記念リサイタルなど数多くのリサイタル、ピアノデュオリサイタル、室内楽共演<ワルシャワ国立フィル首席奏者、ニュー・ライプツィヒ弦楽四重奏団、スロヴァキア弦楽四重奏団、マルティヌー弦楽四重奏団、N響メンバー>、元ベルリンフィル首席クラリネット奏者カール・ライスターとの共演、ピアノ協奏曲ソリストや弾き振り、オーケストラ指揮など多彩に演奏活動。1981、1982年の渡欧ではヴィンフリート・ヴォルフ、ジャネット・デュ・ボアに師事。1995年津市文化奨励賞。2021年三重県文化功労賞。三重大学名誉教授・日本ショパン協会中部支部理事。日本ピアノ教育連盟、日本演奏連盟、日本音楽表現学会各会員。全日本ピアノ指導者協会正会員。
片野田 郁子
Katanoda Ikuko
桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部演奏学科卒業。鹿児島新人演奏会県知事賞、日本クラシック音楽協会指導者賞、ヨーロッパ国際ピアノコンクール最優秀指導者賞など数々のコンクールで受賞。鹿児島、東京でピアノリサイタル開催を始め多数の演奏会に出演。ポーランド国立クラクフ室内管弦楽団などと共演。霧島国際音楽祭を鹿児島友の会奨学生として受講。『片野田郁子と6人のピアニストたち』や『門下生によるピアノ協奏曲の夕べ』などを開催したり、門下生から国際コンクールや県内外コンクールでの上位入賞者を輩出するなど、後進の指導にも力を注いでいる。また、鹿児島県内にて多数の教室分室を展開する片野田音楽アカデミーを設立、講師陣の指導や講座の開催などをおこなう。各種コンクール審査員。片野田音楽アカデミー代表。鹿児島国際大学音楽学科非常勤講師。ショパン国際ピアノコンクールin Asia組織委員。
木村 真由美
Kimura Mayumi
桐朋学園大学短期大学部芸術科音楽専攻ピアノコース卒業。ピアノを宮澤功行・菊地麗子の各氏に師事。大学在学中、校内演奏会・卒業演奏会に出演。その後、ヨーロッパ研修にてペーターラング教授のレッスンを受ける。卒業後、ピアノ講師によるクラシックコンサート、KIRIピアノコンサート、学校コンサートなどに出演。現在、後進の指導にあたり、毎年多数のピアノコンクール入賞者を輩出する。これまでにピティナにおいて指導者賞、トヨタ指導者賞、特別指導者賞を受賞、ショパン国際ピアノコンクール in ASIAにおいて指導者賞を受賞する。ピティナ・ピアノコンペティション、全日本学生音楽コンクール、毎日こどもピアノコンクール、ショパン国際ピアノコンクール in ASIAなどの審査員も務める。木村真由美ピアノ教室主宰。NPO法人北海道音楽文化アカデミー理事長。社団法人全日本ピアノ指導者協会(PTNA)正会員。
久保山 千可子
Kuboyama Chikako
国立音楽大学ピアノ科卒業。卒業後はジョイントコンサート、アンサンブル、伴奏など各地で演奏。1988年ニューシティフィル管弦楽団と共演。1998年、2000年サンディエゴにてバスティンメソッド研修参加。1998年モスクワ、2002年スロヴァキア、2004年フランス・ドイツ、2006年ポーランドにコンクール、コンサートなどで同行。現在、ル’セルクルミュージック主催、後進の指導にあたる他、コンサートの企画、アーティストのマスタークラスを開催。(福岡市)少年少女みなみの指導にあたり、ピアノに伴った歌や踊りなどのパフォーマンスを展開。全日本指導者協会正会員及び予選、本選審査員。2006年には特別指導者賞受賞。バスティンメソッド指導講師として、各地で講座。
三上 舞
Mikami Mai
ウィーン国立音楽大学ピアノコンサート科卒業。同大学・大学院にてピアノをJ・v・フィンツィガー、室内楽をE・レオポルト各氏に師事。高校在学中の各年、モスクワ音楽院マスタークラス、モーツァルテウム音楽院国際セミナーにて研鑽を積む。イブラ国際ピアノコンクール入賞等、国内外で数々の受賞。帰国後、各地でソロ、及び2台ピアノリサイタル、ウィーン・グスタフ・マーラー弦楽四重奏団と共演、テレビ出演等、幅広く演奏活動を行うと同時にMpK音楽教室を設立し後進の指導に当たる。元昭和音楽大学附属音楽教室講師。多くのコンクールで審査員を務める。ピアノレッスン情報誌レッスン・プラス・ワンにて2020年より連載記事を執筆。日本クラシック音楽協会、カワイ音楽コンクール、、東京国際芸術協会等より最優秀、優秀指導者賞受賞。
宮入 友子
Miyairi Tomoko
エリザベト音楽大学・器楽科ピアノコース卒業。在学中、定期演奏会に於いて同大学オーケストラと協演。卒業演奏会に出演。卒業後、研究生として研鑽を積む。ジョイントリサイタルをはじめRCCテレビではリクエストに応えて「音楽のコーナー」を担当。エリザベト音楽大学、呉コンサート協会主催のコンサートに多数出演。ピアノを梶山光枝、古野園枝、瀧川雅江、石川正司、廣澤久美子の各氏に師事。ピティナ指導者賞、特別指導者賞、カワイ最優秀指導者賞、ショパン国際ピアノコンクール in ASIA優秀指導者賞他各種コンクールの指導者賞を受賞。現在、エリザベト音楽大学(エクステンションセンター・ピアノ科講師)等にて各種コンクールのアドバイスレッスンをはじめ数々のコンクールの審査員を務める。全日本ピアノ指導者協会正会員、日本ピアノ教育連盟会員、呉市音楽家協会会員。宮入ピアノ塾 主宰。
村澤 由利子
Murasawa Yuriko
東京藝術大学附属高校を経て東京藝術大学ピアノ科を卒業。1989年文部省長期在外研究員としてドイツ、エッセン・フォルクバンク音楽大学に留学。リサイタル、室内楽、協奏曲、湯山昭の合唱組曲「四国の子ども歌」「阿波物語」の初演及びCD録音、湯山昭の「ピアノトリオ」をドイツで初演するなど、大学教授として、教育,研究、論文執筆、指導を行う傍ら多彩な演奏活動を行う。また、ベルリン弦楽四重奏団、日本フィル、ウィーン弦楽トリオ、ウィーン・フィル首席奏者によるウィーン木管アンサンブル、ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー首席奏者、フランス国立トゥールーズ室内管弦楽団他と、日本およびヨーロッパ各地で多数共演、海外でのピアノ協奏曲の出演も多い。ベルリン・フィル主席奏者で結成された「フィルハーモニア・カルテット ベルリン」とは2016年5月まで7回にわたり様々な「ピアノ五重奏」を共演、そのアンサンブルは定評がある。鳴門教育大学名誉教授「今堀賞受賞」、鳴門日独友好協会会長。
中島 裕紀
Nakajima Hironori
東京学芸大学D類音楽科ピアノ選修卒業、同大学院修士課程修了、ドイツ国立ブレーメン芸術大学専攻課程(大学院)ピアノ科を満場一致の最優秀の成績で卒業。1986年のコンサートを皮切りに演奏活動を開始。在欧中もリサイタルや音楽祭における演奏をはじめ多くのコンサートに出演し、現地紙上で好評を得る。帰国後はリサイタルを中核として、日本やアジア、ヨーロッパでソロ、アンサンブル等様々な形で演奏活動を展開。また海外におけるマスタークラス講師に招かれる他、ピアノ指導講座、公開レッスン、審査等、ピアノ教育活動に積極的に取り組んでいる。現在東邦音楽大学教授、(一社)全日本ピアノ指導者協会正会員、ショパン国際ピアノコンクールin Asia組織委員。
西田 文子
Nishida Ayako
女性3人のアンサンブルユニット「Satia」をはじめ、管・弦・声楽アーティストとの共演など多方面で演奏活動を行っている。ファーストアルバム「瞬」をリリース。FMやTV出演など意欲的に活動を展開。こころを育てる音楽教室「音の絵本『AN』」を主宰。門下生の多くがピティナ・コンペティション、ショパン国際コンクール in ASIAをはじめとする各種コンクールで受賞。自ら演奏をし、ステージに立つことで、その経験を生かし門下生に夢の持ち方、ステージに立つ喜びを伝え続けている。これまでに「夢を叶えること」や「親の子どもへのかかわり方」などをテーマに小学校や中学校、地域で講演を行う。PTNA正会員。PTNA長野支部副支部長。PTNA長野プリマステラステーション代表。PTNA指導者賞受賞。
西川 奈緒美
Nishikawa Naomi
株式会社おとぷちミュージックラボ代表。おとぷちピアノサロン主宰。大阪音楽大学音楽学部 ピアノ専攻卒業 大阪音楽大学付属音楽幼稚園、音楽学園(現 音楽院)小、中、高課程修了)。全日本指導者協会正会員。ピアノ指導者のステージアップサポートコンサルタント。ピティナピアノコンペティション、ヨーロッパ国際ピアノコンクール、ブルグミュラーコンクール等審査員。ショパン国際ピアノコンクールin ASIA指導者賞、ピティナ指導者賞23回受賞、トヨタ指導者賞、特別指導者賞、ヨーロッパ国際ピアノコンクール特別指導者賞など数々を受賞。2017年、2019年ブルガリアソフィア国立管弦楽団と共演する門下生のピアノコンチェルトコンサートを企画開催し好評を博す。ピアノ指導法、運営法、開運法、人生を自分軸で生きる「しあわせピアノ塾Ⓡルボヌール」をオンライン等で開講し後進の指導にあたる。
斎藤 嘉恵子
Saito Kaeko
仙台市出身。武蔵野音楽大学ピアノ専攻卒業後、ハンガリー国立リスト音楽院留学。これまでにピアノを斉藤久子、田村宏、竹尾玲子、小島久里、R.カヴァイエ、G.ナードルの各氏に師事。第18回全東北ピアノコンクール第2位入賞。ピアノソロリサイタル、ピアノデュオリサイタル。ヴァイオリンとのデュオリサイタル開催の他、仙台フィルハーモニー管弦楽団との共演、又、故徳永兼一郎氏のチェロリサイタルの伴奏を務める。又、仙台バッハアカデミーのチェロクラス(M.オスターターク氏)の伴奏者を務める(’88年、’92年、’95年)等、ソロ、室内楽、伴奏等で多くの演奏会に出演。又、G.ナードル氏の「バルトーク・ミクロコスモス」の公開講座、及び公開レッスン等の通訳も務める。現在、宮城学院女子大学音楽科ピアノ講師。
芹澤 佳司
Serizawa Keiji
東京藝術大学大学院修士課程を修了。大学院在学中にロームミュージック財団より奨学金を受け、ウィーン国立音楽大学で研鑽を積む。第3回ABC新人コンサートで最優秀賞を受賞。第41回マリアカナルス国際コンクール、及び第2回プロコフィエフ国際コンクールで第2位入賞。2003年より作曲家シリーズとして、プロコフィエフ、バルトーク、ブラームス、ベートーヴェン、リスト、シューマン、シューベルト、ショパン、バッハの作品を取り上げ、好評を博す。演奏活動の他には、全日本学生音楽コンクール、ピティナピアノコンペティションなど多くのコンクール審査に携わる。これまでに、高橋八代、前田瓔子、辛島輝治、R・ケーラー、O・マイセンベルグ、M・クリストの各氏に師事。現在、大阪音楽大学大学院ピアノ研究室主任教授、大阪音楽大学ピアノ演奏家特別コースチーフ、大阪音楽大学付属音楽院進学コース実技主任。
重松 聡
Shigematsu Satoshi
武蔵野音楽大学を経て同大学院修了。その後スイスに留学。ジュネーヴ音楽院にてルイ・ヒルトブランに師事。1984年帰国後、各地でのソロ・リサイタルに加え、武蔵野音楽大学ウィンドアンサンブル、アメリカ合衆国アイオワ州ルーサー大学コンサートバンド、東京交響楽団等と共演ほか、内外の音楽家との共演多数。全国各地にてコンクールの審査や公開講座にも活躍。ムジカノーヴァをはじめとする音楽誌への執筆、「ピアノ練習曲集」「ピアノ&エレクトーンデュエット曲集」(いずれもヤマハ音楽振興会出版)編纂、編曲にも携わっている。日本ピアノ教育連盟理事、関東甲信越支部長、全日本ピアノ指導者協会正会員、武蔵野音楽大学 演奏部長、教授。
東海林 也令子
Shoji Yasuko
国立音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業。石川県音楽文化協会「発足記念コンサート」を始め、石川県ピアノ協会、国立音楽大学同調会石川支部主催の各コンサートに多数出演。’01年「第5回ピアノ協奏曲の夕べ」では、オーケストラ・アンサンブル金沢と共演。金沢大学教育学部、石川県立辰巳丘高校芸術コース、仁愛女子短大音楽学部の講師を歴任。「Piano des Anges ピアノデザンジュ」を主宰し、30・35・40周年を記念し、オーケストラ・アンサンブル金沢と門下生有志が共演する「ピアノコンチェルトとの出逢い」を開催し好評を得る。各種コンクールにおいて上位入賞など多数の優秀な門下生を育てる傍ら各種コンクールの審査員を務める。’11年「いしかわ国際ピアノコンクール」を立ち上げる。石川県ピアノ協会会長。’12年北國芸能賞、’14年石川県文化功労賞受賞。
角野 美智子
Sumino Michiko
桐朋学園大学ピアノ科卒業後、ボストンのニューイングランド音楽大学大学院に留学。今までに、木村徹、森安芳樹、渡邊康雄、ヤコブ・マキシンの各氏に師事。ピティナピアノ指導者9年連続受賞。毎年多くの門下生がPTNA全国大会にて上位入賞、ショパン国際ピアノコンクールin ASIA金賞、千葉音楽コンクールにて過去4名の門下生が最優秀賞受賞など、多数の受賞者を輩出している。アールンピアノコンクールやヨーロッパ国際ピアノコンクールin Japan、PTNA全国大会の審査員として、また、指導法に関する講演や執筆、ピティナ課題曲セミナーの講師など多方面に渡り活躍している。
田代 美佳
Tashiro Mika
フェリス女学院大学音楽学部器楽科卒業、同大学大学院音楽研究科修了。その後クロアチアにて研鑽を積む。マッサフラ国際音楽コンクール(イタリア)ピアノ部門第1位、バルレッタ国際音楽コンクール(イタリア)ピアノ部門第2位など。門下生が、ショパン国際ピアノコンクールin ASIA 金賞、ピティナ全国大会金賞、ヨーロッパ国際コンクールinJAPAN 金賞他多数受賞。ピティナ特別指導者賞、ショパン国際ピアノコンクールin ASIA指導者賞、ヨーロッパ国際コンクールinJAPAN最優秀指導者賞受賞など。全日本ピアノ指導者協会(ピティナ )正会員、ピアノ教育連盟会員。ブルグミュラーコンクール岩手地区代表。
友田 恭子
Tomoda Yasuko
桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園音楽大学を卒業。79年~92年渡欧。86年ヴィオッティ・ヴァルセシア国際コンクールで入賞。ヨーロッパ各地で演奏活動、南ドイツ放送に出演。日本では東京、大阪、神戸などでリサイタルを開き、また93年から始めた、姉、笠原純子とのピアノデュオは高い評価を受け、97年、98年にはスイスとドイツに招かれ、「実力派デュオ」と絶賛された。NHK「FMリサイタル」「名曲リサイタル」に出演。ソロアルバム「ハイドン/4つのソナタ アンダンテと変奏曲」「モーツァルト/ピアノソナタ集」デュオアルバム「ピアノデュオリサイタル」「水野修孝 ミューズの時」をリリース。特にハイドンのCDはムジカノーヴァの邦人のハイドン演奏のベストディスクに、また「モーツァルト/ピアノソナタ集vol.2」はレコード芸術誌で特選盤に選ばれる。
審査員
本田 真貴子
Honda Makiko
大阪音楽大学ピアノ科卒業、同専攻科修了。大阪音楽大学助手、成蹊短期大学助手歴任。1988年~ピアノ教室主宰。子どもの心理を理解した指導法で多数の門下生を各種コンクール全国大会へ輩出。ショパン国際ピアノコンクールin ASIA指導者賞、2001~17年連続ピティナ指導者賞受賞 他。コンクールに向けての公開レッスンや講座を開催。門下生はショパン国際ピアノコンクールin ASIA アジア大会金賞、全国大会金賞、ピティナピアノコンペティション全国大会 銀・銅・ベスト賞、全日本学生音楽コンクール 大阪地区本選 奨励賞受賞。ピティナ全国大会審査員、甲子園支部副支部長、こうべla STELLAステーション代表。全日本ピアノ指導者協会正会員。日本クラシック音楽コンクール審査員。 永井静子、永井譲、朝比奈町子、川上孝子、荒憲一各氏に師事。
岩本 智子
Iwamoto Tomoko
大阪音楽大学音楽学部ピアノ専攻卒業。ローズピアノ教室主宰(大阪府豊中市)。ピティナ豊中シンフォニーステーション代表。ピティナ ピアノ コンペティション審査員、ピティナ ピアノステップアドバイザー、クラシックコンクール等各種コンクール審査員。ピアノ指導者として、ピティナ指導者賞16回受賞、第33・34回ピティナ特別指導者賞、ショパン国際ピアノコンクールinASIA指導者賞、ヨーロッパ国際ピアノコンクール特別指導者賞、グレンツェンピアノコンクール指導者賞を受賞。そして門下生からピティナ・ピアノコンペティション、ショパン国際ピアノコンクールin ASIA、べーテンピアノコンクール、グレンツェンピアノコンクール他の主要コンクールにて優秀な成績を修めるピアニストを数多く輩出している。
岸邉 眞知子
Kishibe Machiko
桐朋学園大学ピアノ科卒業。田村宏、堀江孝子、井口基成、小島準子、北川正の諸氏に師事。1985年より度々渡欧、研鑚を積む。ヴラド・ペルルミュテール、マリア・クルチオの諸氏に師事。1986年よりピアノ指導法の公開講座、公開レッスン等を各地で行なう。その他オーケストラと協演、デュオリサイタル、室内楽、伴奏、NHK-FM夕べのリサイタル等数多く出演。又、菊地麗子氏とピアノデュオリサイタルやポーランドクラクフ室内管弦楽団と共演し、CDもリリースした。毎年各種コンクールの審査員を多数務めている。現在、昭和音楽大学講師。(公財)日本ピアノ教育連盟評議員、中央運営委員.関東甲信越支部副支部長、(社)全日本ピアノ指導者協会正会員、(社)日本演奏連盟会員。
楠原 祥子
Kusuhara Shoko
桐朋高校音楽科、桐朋学園大学音楽学部卒業。ワルシャワショパン音楽大学研究課程修了。ベラ・シキピアノ国際コンクール第1位。日本ショパン協会例会、ヤマハ主催銀座ヤマハホール、東京、千葉など各地でリサイタル。ヨーロッパでは、ポーランドブスコショパン国際音楽祭、ワルシャワ、バンベルク、シドニー他11都市でリサイタル。ピティナ正会員表参道ステーション代表、JPTA中央運営委員、桐朋学園大学音楽部非常勤講師。ナショナルエディションエキエル校訂版バラードの日本語翻訳。アダム・ザモイスキ著ショパンの伝記『ショパン 〜プリンス・オブ・ザ・ロマンティクス』(音楽之友社10月発売)の共訳。
永井 礼子
Nagai Reiko
桐朋学園大学ピアノ科卒業。桐朋学園大学卒業演奏会、兵庫県新人演奏会に出演。ウィーン国立音大セミナーにてE.ムラチェック教授に師事。「今後の活躍が楽しみなピアニスト」に出演。新日本フィルハーモニー、大阪センチュリー交響楽団、東京シティーフィルハーモニー、東京アマデウス管弦楽団と競演する。神戸市主催による「風見鶏コンサート」、アメリカンセンター主催によるデュオコンサートなど、姉妹によるコンサートを、大阪、神戸、札幌などで行う。これまでに、故井口基成、北村陽子、三善晃の各氏に師事。全日本ピアノ指導者協会指導者賞、ショパン国際ピアノコンクールin ASIA指導者賞を受賞。
長尾 絵里奈
Nagao Erina
愛知県立芸術大学、音楽学部、作曲専攻卒業。これまでに、作曲を小林聡、ピアノを金井裕の各氏に師事。現在、兼重直文氏に師事。演奏法、指導法を享受している。音楽教室講師。ピティナピアノコンペティション新人指導者賞受賞。ピティナピアノコンペティション指導者賞受賞。グレンツェンピアノコンクール指導者賞受賞。伊賀影絵フェスティバルにて、作曲・演奏を担当。TVゲーム(PS2)ポイズンピンクにて、編曲・演奏を担当。CM起用される。三重県立上野高校、校歌を編曲、CD販売される。ベーテン音楽コンクール全国大会入選。愛知ピアノコンクールピアノ2台部門銀賞。全日本ピアノ指導者協会正会員。
長坂 由起
Nagasaka Yuki
PTNA正会員。ピティナ名古屋栄支部副部長。さかえピアノの森ステーション代表。ピティナ・ピアノコンペティションにて多数の受賞者を輩出し、社団法人全日本ピアノ指導者協会より指導者賞を17回受賞。近年8年連続全国大会進出者を輩出。第15回ショパン国際コンクール in ASIA指導者賞受賞。ブルグミューラーコンクールレッスン賞受賞。教室での指導に加え、全国でピアノ指導者へのアドバイザーやピティナピアノコンペティション審査員、ステップアドバイザー、ショパン国際コンクール in ASIA審査員、中日グレードテスト審査員・・・等、各コンクール審査員としても幅広く活躍。金城学院大学の研修指定教室。ブルグミューラーコンクール名古屋栄地区実行委員。ミュージックスタジオ アダージョ代表。
千田 和美
Senda Kazumi
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部卒業。米国インディアナ大学音楽学部大学院パフォーマーディプロマコース修了。ソロリサイタル開催。読売交響楽団コンサートマスターとの室内楽演奏会や、ポーランド国立放送交響楽団のメンバーと室内楽で共演。関西フィルハーモニー、ポーランドクラクフ室内楽交響楽団と、コンチェルトで共演。その他、全国で伴奏や室内楽、ソロでも活躍している。現在、相愛大学音楽学部、同志社女子大学学芸学部非常勤講師。桐朋学園音楽教室講師。全日本ピアノ指導者協会正会員。日本クラシック音楽コンクール、YPCピアノオーディション、ジュニアクラシックコンクールの審査員。2022年度大桑文化奨励賞受賞。
杉本 安子
Sugimoto Yasuko
東京藝術大学音楽学部ピアノ科卒業後、西ドイツ政府給費留学生として国立ミュンヘン音楽大学マイスタークラスに入学、さらに国立カールスルーエ音楽大学にて研鑽を積み、同大学を西ドイツ演奏家国家資格試験で最優秀で卒業。1970年第17回文化放送音楽賞、1975年ジュネーブ国際音楽コンクールディプロマ賞をそれぞれ受賞。1976年第22回マリア・カナルス国際音楽コンクールにて第1位を受賞した。その後日本内外において活発な演奏活動を展開し、また全国各地で公開レッスン、公開講座の講師に招かれている。ピティナ・ピアノコンペティションの審査、アメリカ・シンシナティで開催されるワールド・ピアノ・コンペティションの審査(1993年~2000年)、また2005年ジーナ・バッカウアー国際コンクールヤングアーチイスト部門の審査、2012年、2014年タカーチェ国際ピアノコンクール(オーストリア)の審査員を務めるなど、その活動は極めて幅広い。ピティナ指導者賞34回、トヨタ指導者賞2回受賞。令和5年度社会教育功労者表彰受賞。現在、洗足学園音楽大学名誉教授、昭和音楽大学客員教授、社団法人全日本ピアノ指導者協会理事、演奏研究員会委員長。
鈴木 弘尚
Suzuki Hironao
ヤマハマスタークラスを経て、イモラ国際ピアノアカデミー卒。園田高弘賞コンクール優勝。ブゾーニ、チャイコフスキー、浜松の各国際コンクール入賞。CD2枚をリリースし、2021年復刻盤発売(オクタヴィア・レコード)。東京交響楽団、読売日本交響楽団、群馬交響楽団などと共演。彩の国さいたま芸術劇場「ピアニスト100」シリーズなど出演、紀尾井ホールでのリサイタルは「NHK BShi クラシック倶楽部」にて3年間放送。トカチェフスキ(ポーランド)、フランク(ベルギー)各国際コンクール審査員。タルヌフ国際マスタークラス(ポーランド)、MKピアノアカデミー(韓国)、ドリアードピアノアカデミー各招聘教授。名古屋音楽大学客員准教授、昭和音楽大学および附属アートアカデミー講師。
高田 陽子
Takada Yoko
大阪音楽大学器楽学科ピアノ専科卒業。これまでに(故)植田信朗、小川侑俊、奥村智美各氏に師事。高田陽子ピアノ教室主宰。後進の指導にあたり各種コンクールにおいて、全国1位をはじめ多数の門下生を全国大会へ輩出している。ショパン国際ピアノコンクールinASIA指導者賞、ピティナ特別指導者賞、ピティナ指導者賞9回、東京国際青少年ピアノコンクール(東京・広州合同開催)指導者賞、カワイこどもピアノコンクール最優秀指導者賞受賞。日本クラシック音楽コンクール審査員、ブルグミュラーコンクール審査員、ピティナ審査員、ピティナピアノステップアドバイザーを務める。全日本ピアノ指導者協会正会員。さかいCHA-CHAステーション代表。