ピオトル・パレチニ教授 Prof. Piotr Paleczny
最も著名なポーランド人ピアニストであり教授の一人。第8回フレデリック・ショパン国際ピアノコンクールに於いて第3位およびポロネーズ賞とヴィトルト・マウツジンスキ賞受賞。ワルシャワのショパン音大でヤン・エキエルのクラスを卒業。またアルトゥール・ルービンシュタインやヴィトルト・ルトスワフスキの感化を受ける。ソリストとして、シカゴ交響楽団、コンセルトヘボウ管弦楽団、ゲヴァントハウス管弦楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団を含む一流オーケストラと世界中で共演を重ねている。ワルシャワのフレデリック・ショパン国際ピアノコンクールをはじめとし、リーズ、クリーブランド、チャイコフスキー、モントリオール、テル・アビブ、浜松、仙台、ジュネーブ、ヒルトンヘッド、高松など主要な国際ピアノコンクールの審査員を務めている。またワルシャワのショパン音大教授で、第15回ショパンコンクール(ワルシャワ)入賞を果たしたピアニスト山本貴志、第18回ショパンコンクール’ワルシャワ)第2位受賞の反田恭平も教え子である。これまでにポーランド国内外で権威のある数々の賞を授与されている。ドュシュニキ・ズドルイで行われている国際ショパン音楽祭の芸術監督も務める。
フィリップ・ジュジアーノ教授 Prof. Philippe Giusiano
第13回ショパン国際ピアノコンクール最高位入賞(1995年)。1973年フランスのマルセイユに生まれ、5歳よりピアノを始める。16歳で国立パリ高等学院を卒業、1993年には奨学金を得てザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院で研鑽を積む。
その後、フランス国内の他、ドイツ、日本、オーストリア、ポーランド、イタリア、ポルトガル、モロッコ、デンマーク、リトアニア、スペイン、ブラジル、アルゼンチン、カナダ、中東などでリサイタルツアーを行う。また、世界中の著名な指揮者とも共演が多い。フランスと日本で行われた彼のレコーディングはショパンとラフマニノフの作品が中心となっており、一般のリスナーだけでなく批評家からも高い評価を得ている。特にショパンの24のエチュードと24の前奏曲を収録したCDは世界中で名盤との呼び声が高い。
また、演奏活動だけでなく後進の育成にも努めており、ポーランドや日本でのマスタークラスに講師として定期的に招待されている。2008年より熊本県の平成音楽大学に客員教授として招聘されて以来、度々来日している。